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SPECIAL FEATURE 特集ページ

幕末明治の浮世絵師 Ukiyoe Artists of the Late Edo and Meiji Periods   

髭の歴史

江戸時代、260年続いた天下泰平の世に成立・発展した浮世絵は、当時の人々のみならず現代に生きる人々をも魅了してやみません。今回は動乱の幕末期から新時代・明治期に活躍し、浮世絵の歴史の最後を彩った絵師たちを紹介します。

参考文献

Wikipedia 浮世絵


月岡 芳年 (1839-1892)

幕末から明治にかけて、浮世絵が廃れていく時代にあって、独特な作風で人気を博し、「最後の浮世絵師」と称された月岡芳年。嘉永3年(1850年)、12歳で当時の人気浮世絵師・歌川国芳に入門した芳年は、22歳頃から本格的に浮世絵師としての活動を始め、役者絵・歴史絵・武者絵・美人画など幅広い画題を手掛けています。凄惨な場面を描いた無残絵でも知られ、江戸川乱歩・三島由紀夫・谷崎潤一郎など大正・昭和に活躍した文学者たちからも愛されました。


月をテーマにした100枚のシリーズ『月百姿』と幽霊や妖怪を描いた36枚のシリーズ『新形三十六怪撰』は晩年の代表作です。いずれも、ダイナミックな構図と繊細な色遣いで歴史上の伝説や怪異が描かれており、その表現方法には後の劇画や漫画に通じるものがあります。

  • 「月百姿 南屏山月昇 曹操」

  • 「月百姿 朝野川晴雪月 孝女ちか子」

  • 「月百姿 雨後の山月 時致」

  • 「月百姿 吉野山 夜半月 伊賀局」

  • 「月百姿 朱雀門の月 博雅三位」

  • 「月百姿 玉兎 孫悟空」

  • 「新形三十六怪撰 貞信公夜宮中に怪を懼しむの図」

  • 「新形三十六怪撰 布引滝悪源太義平霊討難波次郎」

  • 「新形三十六怪撰 仁田忠常洞中に奇異を見る図」

  • 「新形三十六怪撰 小早川隆景彦山ノ天狗問答之図」

  • 「新形三十六怪撰 源頼光土蜘蛛ヲ切ル図」

  • 「新形三十六怪撰 おもゐつゝら」

  • 「奥州安達がはらひとつ家の図」

  • 「風俗三十二相 うるささう 寛政年間処女之風俗」

  • 「皇都会席別品競」

  • 「仏蘭西英吉利西三兵大調練之図」

渓斎 英泉 (1790-1848)

寛政2年(1790年)に江戸星ヶ岡に生まれた英泉。12歳で狩野派の絵師狩野白桂斎に学びます。若くして母を、そして20歳の時に父を亡くした英泉は、妹達を養うために浮世絵師となります。浮世絵師の菊川英山の弟子として学び、また葛飾北斎の家にも出入りしていたという英泉は、特に美人画や艶本でその名を馳せました。現存している英泉の作品の多くが、遊女や芸人を描いた美人画であると言われ、その退廃的で妖艶な女性の姿は今でも多くのファンを魅了しています。

  • 「時世美女競 東都芸子」

  • 「美人東海道 江戸日本橋」

  • 桃の節句 三月花見

  • 「美人東海道 大磯」

  • 蝶を眺める女

  • 「木曽街道六十九駅 木曽路駅野尻 伊奈川橋遠景」

  • 艶本

  • 「仮宅の遊女」

  • 「大黒屋内 雛扇」

  • 「美人東海道 袋井」

  • 「浮世四十八癖」

  • 「姿海老屋内七人」

  • 肉筆画 恵比寿と大黒天

  • 肉筆画 石榴をついばむ鳥

  • 「日光山名所之内・華厳之瀧」

歌川 国芳 (1798-1861)

歌川国芳は寛政9年(1797年)、日本橋の染物屋に生まれ、15歳の頃に初代・歌川豊国の弟子となります。長い下積み時代を経て、30歳の頃に『水滸伝』シリーズが評判となり、「武者絵の国芳」として人気浮世絵師の仲間入りを果たしました。名所絵・美人画・役者絵・春画など様々なジャンルに取り組んでおり、大胆な構図と奇抜なアイデアを盛り込んだ数々の作品を生み出しています。特に、パワフルな武者絵とユーモラスな戯画は江戸の庶民の間で絶大な人気を博しました。


また、国芳は無類の猫好きとしても知られ、作画中も懐に猫を抱いていたと言います。猫を題材に多くの作品を残しており、「猫飼好五拾三疋」と題された大判3枚からなる作品では、東海道五十三次の宿場名を猫に関するダジャレにし、様々な様子の猫を描いています。

  • 「相馬の古内裏」

  • 「源頼光の四天王土蜘蛛退治之図」

  • 「賢女烈婦伝 初花」

  • 「玉取り」

  • 「海龍」

  • 「坂田怪童丸」

  • 「其まゝ地口猫飼好五十三疋」

  • 「亀喜妙々」

  • 「山海靉度図会 はやくきめたい」

  • 「二十四孝童子鑑 大舜」

  • 「金魚づくし 酒のざしき」

  • 「荷宝蔵壁のむだ書」

歌川 広重 (1797-1858)

言わずと知れた江戸後期を代表する絵師の一人歌川広重。文化8年(1811年)、15歳のときに歌川豊広に入門し、美人画や役者絵などさまざまなジャンルを描きましたが、風景画を描き始めてから確固とした浮世絵師としての地位を確立します。1832年の旅の後、制作されたという傑作『東海道五十三次』の連作では浮世絵師としてその名を知らしめました。


広重の絵はその飛び抜けたセンスや大胆な構図から、当時の江戸の人々だけでなく、海を越え当時のフランスをはじめとする世界の芸術家達にも多大な影響を与えました。

  • 「名所江戸百景 はねたのわたし弁天の社」

  • 「名所江戸百景 隅田川水神の森真崎」

  • 「名所江戸百景 深川洲崎十万坪」

  • 「名所江戸百景 京橋竹がし」

  • 「名所江戸百景 両国花火」

  • 「名所江戸百景 する賀てふ」

  • 「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」

  • 「名所江戸百景 浅草金竜山」

  • 「東海道五拾三次 日本橋 朝之景」

  • 「江戸八景 浅草暮雪」

  • 「東海道五拾三次 宮 熱田神事」

  • 「東都名所 吉原仲之町夜櫻」

  • 「東海道五拾三次 岡部 宇津之山」

  • 「東海道五拾三次 原 朝之富士」

  • 「東海道五拾三次 奥津 興津川」

  • 「東海道五拾三次 小田原 酒匂川」

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