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チョコレートの歴史    

チョコレートの歴史

大航海時代、スペインのコンキスタドールは中央アメリカでかつて目にしたことの無い飲み物に出会いました。それはカカオを原料とし、先住民の言葉で「xocolatl(苦い水)」と呼ばれるものでした。この飲み物こそが、今日世界中で愛されているチョコレートの起源であると言われています。古代のXocolatlが甘くてほろ苦いChocolateとなる歴史をご紹介します。



チョコレートの起源

チョコレートの起源

カカオの歴史は古く、一説には紀元前2000年頃から栽培されていたと考えられています。中央アメリカの先住民達は、貴重なカカオを通貨や薬として、はたまた神聖な貢物として様々な用途に使用していました。

マヤやアステカの人々は、カカオを磨り潰したものを入れた液体にバニラや唐辛子といった香辛料を混ぜて飲んでいたと言われ、メソアメリカ文明の書物や遺跡にその記録が残されています。

  • グアテマラで見つかったマヤ文明の像。カカオの神の姿をしている。

  • マヤ文明のカカオの神の姿を現した像

  • マヤの聖職者がカカオの畑に供物を奉げる様子を描いた石板

  • 先住民たちがショコラトルを作る様子

  • 17世紀にヨーロッパで描かれたマヤの先住民の姿。カカオとチョコレートの壷と一緒に描かれている。

  • トゥデラ写本に記されたショコラトルを作る様子

  • マヤ文明時代に作られた入れ物。召使がカカオの実のようなものを差し出している。

  • インカで使用された道具。カカオの葉を入れる袋など。

  • 実際に中南米やアフリカで栽培されているカカオ豆

  • カカオ豆の農場で働く人々

  • カカオ豆を天日干しする様子

  • 古代のチョコレートの作り方の実演

ヨーロッパへの普及

ヨーロッパへの普及

1528年、エルナン・コルテスによってカカオがスペインに持ち帰られると、スペインの王侯貴族達は先住民達が好んでいた香辛料に代わり、砂糖や牛乳などを入れてカカオの液体に甘味を加え、嗜好品へと変化させました。

フランスのルイ13世の王妃となったスペイン王フェリペ三世の娘アナ・マリア・マウリシアは、嫁入り道具としてチョコレートを持ち込み、そこからフランス貴族の間にチョコレートが広まったと言われています。17世紀に至ると、そのいまだかつて味わったことの無い風味を求めて、チョコレートはヨーロッパ中の貴族たちの間で大変な人気となりました。

その人気に伴い、この時代オランダやフランスをはじめとするヨーロッパの植民地では原料であるカカオの農場が作られ、増加するチョコレートの需要を支えました。

  • エルナン・コルテスの肖像

  • 1693年『Traite Nouveau et Curieux du Cafe, du The et du Chocolat』より。それぞれの地域を現す人物と飲料が現されている。

  • スペインの貴族たちのチョコレートパーティー 18世紀前半

  • スペインの巨匠フランシスコ・デ・スルバランによる1640年の静物画。カップに入ったチョコレートが描かれている。

  • フランス王妃アンヌ・ドートリッシュ(アナ・マリア・マウリシア)の肖像

  • チョコレートを手にした、ブルターニュ・パンティエーヴル公の家族

  • 18世紀のヴェネチアの風俗画家ピエトロ・ロンギによる絵画『朝のチョコレート』

  • 18世紀 マイセンのチョコレート用カップ

  • 18世紀 チョコレートを嗜む男女を現したマイセン陶器

  • ジャン=エティエンヌ・リオタール 'The Chocolate Girl' 1745年頃

  • ライムンド・デ・マドラーソ・イ・ガレッタ 'Hot Chocolate'

  • 19世紀のカリブ海のフランス植民地グアドループを現したイラスト。地面には砂糖や綿の他、カカオと書かれた袋が描かれている。

進化するチョコレート

進化するチョコレート

一部の特権階級の人々が楽しむ高級飲料であったチョコレートは、その後、現在一般的である固形の菓子へと変化を遂げます。

1828年、オランダのカスパルス・ファン・ハウテンはカカオ豆から脂肪分であるカカオバターを分離し、粉末カカオのみを抽出する技術を発明しました。これによって固形のチョコレートの生産が安価で容易となり、その後の試行錯誤を経て19世紀末には一般に普及し始めます。また、現在でも良く知られる多くの有名なチョコレートメーカーが誕生したのもこの時代でした。

  • 19世紀のチョコレート工場の様子

  • ニューヨークのチョコレート工場で働く人々 1902年

  • ニューヨークのチョコレート工場で働く人々 1902年

  • 欧米ではイースターの時期にスーパーに並ぶエッグチョコレート。意外にも歴史は古く、19世紀には作られるようになった。

  • ドイツのチョコレート職人たち 1920年代

  • 現在でも有名なチョコレート会社キャドバリーの社長となったGeorge Cadbury

  • カスパルス・ファン・ハウテンのその息子クンラートは現在でも続く有名なチョコレートブランドを始めた

  • アルフォンス・ミュシャによるフランスのチョコレートブランドの広告

  • J.S.フライ・アンド・サンズ社 1906年

  • キャドバリー社 19世紀

  • イギリス、ブリストルのカカオ豆の倉庫 1925年

  • 第2次世界大戦のパリ開放直後。パリの市民にチョコレートを配るアメリカ兵たち。

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