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SPECIAL FEATURE 特集ページ

Life without Insects? 人の暮らしに関わる虫たち    

Life without Insects?

現在、地球上に80万種以上の昆虫が確認されており、実に全生物の半数以上を占めます。好き嫌いに関わらず、私たちは虫たちと何らかの関わりを持たずに暮らすことはできません。害虫ばかりに目が行きがちですが、気づいていないだけで昆虫由来の製品は身の回りにあふれています。生態系における役割の重要性、情緒や文化に与える影響も大きく、近年ではその機能や形状を工学や医療の分野へ応用する研究もなされています。また、近い将来の人口増加に伴う食糧難を救う、貴重なタンパク源としても検討されています。今回は人間の暮らしに物質的な恩恵をもたらす虫たちを紹介します。

参考文献

ギルバート・ワルドバウアー『虫と文明』築地書館

Wikipedia ミツバチ / カイコ



蜜蜂 Honey bee

蜜蜂 Honey bee

蜂蜜は世界最古の甘味料です。「蜂蜜の歴史は人類の歴史」ということわざが示すように、蜂蜜の歴史は古く、石器時代の洞窟にはすでにミツバチの巣から蜂蜜をとる人間の姿が描かれています。
ミツバチは効率よく花粉と蜜を集めます。巣へ持ち帰った蜜はミツバチにより熟成・濃縮され蜂蜜になります。蜂蜜はミツバチの保存食です。蜂蜜を貯蔵する巣はミツバチから分泌された蜜蝋により構築されます。蜜蝋はエジプトでミイラをつくる際に、古代ギリシャでは船の防水に、中世ヨーロッパの修道院では照明に用いられていました。現代でもリップクリームやワックス、クレヨン、石鹸など様々な製品の原料として使われています。

  • ルーカス・クラーナハ
    『ヴィーナスと蜂蜜を盗むキューピット』ロンドン、ナショナル・ギャラリー所蔵

  • 蜂蜜を集める様子が描かれた15世紀のフレスコ画

  • 中世装飾写本の挿絵

  • ラテン語の写本の挿絵

  • 19世紀のミツバチの解剖図

  • ミツバチのダンスを解読し、ノーベル賞を受賞したオーストリアの動物行動学者、カール・フォン・フリッシュ(1886-1982)

  • ミツバチの舌

  • 電子顕微鏡でとらえたミツバチの画像

  • ミツバチの巣箱

  • 養蜂場の様子

  • 養蜂用の防護マスク

  • ミツバチの巣箱を確認する様子

  • アカツメグサの蜜を集めるミツバチ

  • 巣箱の中のミツバチ

  • 蜜蝋で作られた巣

  • 正六角形が並ぶハニカム構造のミツバチの巣

蚕 Silkworm

蚕 Silkworm

カイコガの幼虫、カイコはミツバチと並んで、有史以来、世界的に飼育されてきた産業用昆虫です。カイコは家蚕とも呼ばれ、家畜化された昆虫で野生には生息しません。人の手が無ければ生きていくことのできない生き物です。
カイコの産出した絹は加工されて織物になります。紀元前3000年頃の中国で絹の生産が始まり、陸路・海路で世界各地へ輸出されたのがシルクロードの始まりです。しなやかで丈夫、美しい光沢の絹織物は世界中で珍重されました。日本では弥生時代に中国から養蚕が伝わり、戦前には絹が主要な輸出品として日本の近代化を支えました。

  • 蚕の餌の桑の葉を摘む

  • カイコ

  • カイコの選別と餌やり

  • カイコガ

  • カイコの繭

  • 中国、四川省南充市の絹の生産拠点

  • 糸車を使って繭から絹糸を引き出す

  • ラオス、ルアンパバーン名産の絹織物

  • カイコの餌やり(1900年)

  • カイコの繭から生糸を繰り出す女性(1910年代)

  • カイコの繭から生糸を繰り出す様子(1910年代)

  • カイコの繭から生糸を繰り出す様子(1910年代)

  • 中国明代の書物『瑞世良英』の挿絵

  • August Johann Rösel von Rosenhof(1705-1759)による銅板画

  • August Johann Rösel von Rosenhof(1705-1759)による銅板画

  • 北朝鮮の切手

昆虫食 Eating insects

昆虫食 Eating insects

2013年5月に国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食を推奨する報告書を発表しました。地球の人口は増え続けており、2050年には90億人を突破すると見込まれています。将来予測される食糧難を救う新たな栄養源として、昆虫食は一つの選択肢です。
現在、食べられる昆虫は1900種以上確認されており、タンパク質やミネラルなど栄養豊富で、太りにくく美容にも良い、優秀な栄養食品です。飼育の面でも、牛や豚などよりも狭い空間・少ない飼料・短期間で飼育できるという利点があるため、宇宙進出の際の食料としても検討されています。
現代社会では「ゲテモノ」扱いされ、一部の地域・民族を除いて昆虫が食卓に上ることはありません。しかし、近年、ヨーロッパでは昆虫を扱うレストランが増えてきており、日本でも各地で昆虫食のイベントが開催されています。昆虫食がひそかなブームとなっているようです。

  • トンボごはん(インドネシア)

  • 羽を毟ったトンボに塩を振り、ココナッツ油で炒める(インドネシア)

  • 食用に捕まえたトンボ(インドネシア)

  • 捕まえたトンボは逃がさないようにヤシの葉で串刺しにする(インドネシア)

  • 小川の岩の下にいるChanchu Chanchuは生で食べられる(ペルー)

  • 木の中にいる幼虫を捕まえる(ペルー)

  • 食用の昆虫(ペルー)

  • Chiro warmの調理(ペルー)

  • 蚕のさなぎの炒め物(中国)

  • タガメの唐揚げ(タイ)

  • フライドバンブーワーム(タイ)

  • 焙りバッタとアボカドのトルティーヤ(メキシコ)

  • ザザムシ、イナゴ、ハチノコ、カイコの蛹の佃煮(日本)

  • 生姜醤油味のゲンゴロウのマリネ(中国)

  • 幼虫のディップ(オーストラリア)

  • 虫入りキャンディー(アメリカ)

  • 昆虫料理(メキシコ)

  • タランチュラの唐揚げ(カンボジア)

  • ミツツボアリのスイーツ(オーストラリア)

  • ミールワーム付きキャラメルアップル(アメリカ)

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