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SPECIAL FEATURE 特集ページ

画家の肖像

画家の肖像

西洋美術史において、多くの芸術家達の姿が肖像画という形で残されてきました。
フィレンツェのメディチ家代々の美術コレクションを所蔵するウフィツィ美術館には、17世紀に初めて芸術家達の肖像画のコレクションが作られ、現在でも膨大な数の芸術家たちの姿が残されています。
このように、美術史が新たな展開を見せるまで、芸術家たちの肖像・自画像は重要な位置づけにありました。
今回は、芸術家の肖像画の歴史的な側面を垣間見ながら、ルネサンス期から20世紀まで活躍した多数の画家達の肖像画を御紹介いたします。
※エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランの自画像、1800年

画家・彫刻家・建築家列伝 - Le Vite delle più eccellenti pittori, scultori, ed architettori

画家・彫刻家・建築家列伝 - Le Vite delle più eccellenti pittori, scultori, ed architettori

イタリアルネサンスの画家であり、美術史家でもあるジョルジョ・ヴァザーリ(1511-1574)は、『画家・彫刻家・建築家列伝』と呼ばれる、彼とほぼ同時代のルネサンスの芸術家たちの伝記的芸術批評集を残しました。
このような、芸術家一人一人を取り上げた伝記と、彼らの作品への批評を集大成させた書籍はそれ以前に書かれることはなく、現在でもルネサンス研究の重要な文献とされています。
中世ではかつて画家とは工房における職人という存在にすぎませんでしたが、ルネサンスのこの時代、ヒューマニズム思想の発展や、フィレンツェの大富豪で実質的な支配者であったメディチ家による芸術家たちへの支援によって、個々の独立した芸術家たちの存在が現れました。
そのような時代、この本はヴァザーリにより書かれており、1568年に再版された本の中で個々の画家の木版画の肖像が載せられています。
これらの肖像の中にはおそらく想像で作られた物もあるという指摘がありますが、当時の画家たちの姿を残した重要な資料として扱われてきました。

  • Self Portrait / Giorgio Vasari, 1566-68

  • Portrait of Sandro Botticelli (1444/5-1510) from Vasari's 'Lives of the Artists'

  • Portrait of Giovanni Bellini (c.1431-1516) from Vasari's 'Lives of the Artists',

  • Portrait of Andrea Mantegna (c.1430-1506) from Vasari's 'Lives of the Artists',

  • Portrait of Fra Filippo Lippi (c.1406-69) from Vasari's 'Lives of the Artists'

  • Portrait of Piero dell Francesca (1415-92) from Vasari's 'Lives of the Artists'

  • Portrait of Filippo Brunelleschi (1377-1446) from Vasari's 'Lives of the Artists

  • Portrait of Giotto di Bondone (c.1267-1337) from Vasari's 'Lives of the Artists

  • Portrait of Lorenzo Ghiberti (1378-1455) from Vasari's 'Lives of the Artists'

  • Portrait of Tomaso Masaccio (1401-28) from Vasari's 'Lives of the Artists'

  • Portrait of Raffaello Santi,(1483-1520) from Vasari's 'Lives of the Artists'

  • Portrait of Giorgione (1477-1510) from Vasari's 'Lives of the Artists'

  • Portrait of Leonardo da Vinci (1452-1519) from Vasari's 'Lives of the Artists'

  • Portrait of Donatello (1386-1466) from Vasari's 'Lives of the Artists'

  • Portrait of Sandro Botticelli (1445-1510) from Vasari's 'Lives of the Artists'

  • 画家・彫刻家・建築家列伝 タイトルページ

15世紀-18世紀

15世紀-18世紀

ルネサンス、そしてバロック、ロココとこの時代、絵画芸術の華々しい時代が訪れます。
ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ティツィアーノ、ルーベンス、ベラスケス・・・。
いわゆる「巨匠」と呼ばれる芸術家達の名前、そして彼らの肖像をみなさんもどこかで目にしたことがあるでしょう。
しかし、今現在私たちが考える芸術の「巨匠」たちとは、長年、美術史家たちによって選択された芸術家たちの一部に過ぎないのかもしれません。
1960年代ごろから一部の美術研究者たちによって、そのような美術史のあり方への問題提起がなされ、今まで歴史の片隅に追いやられていた画家達、特に女性芸術家たちの存在が語られるようになりました。
特に、1990年代に行われた、西洋史上の女性画家を集めた展覧会によって、そのような問題が一般の人々の関心を集め、現在では女性画家たちの姿を私たちも数多くとは言えませんが、絵画集や展覧会などで目にするようになっています。
ここに、才能あふれる女性画家達がルネサンスの時代にも活躍していたという事実が、彼女たちの肖像画に見ることができるでしょう。

  • Portrait of a man / Jan van Eyck, 1433. 画家本人の自画像と推測されている。

  • Portrait of Perugino / Raffaello Sanzio da Urbino, c.1504

  • Self-Portrait at the Age of Twenty-Eight / Albrecht Durer or Duerer, 1500

  • Self-portrait / Leonardo da Vinci, c. 1512

  • Self-Portrait / Raffaello Sanzio da Urbino, 1506

  • Self Portrait at the Mirror / Parmigianino (Francesco Mazzola), c.1524

  • Self-Portrait as David with the head of Goliath (detail) / Giorgio Barbarelli da Castelfranco, 1509-10

  • Self-Portrait / El Greco, 1610-12

  • Portrait of Michelangelo / Jacopino del Conte, c.1535

  • Self-Portrait / Jacopo Robusti Tintoretto, 1588

  • Self-Portrait/ Titian (Tiziano Vecellio), c.1560

  • Self-Portrait in Profile / Annibale Carracci, 1590-1600

  • Self-Portrait / Artemisia Gentileschi, 1630s

  • Self-Portrait / Rembrandt Harmensz. van Rijn, 1630

  • Self-Portrait / Diego Rodriguez de Silva y Velazquez,1640

  • Self-Portrait /Anthony van Dyck, 1620

  • Self-Portrait / Peter Paul Rubens, 1638 - 1640

  • Portrait of the Artist / Nicolas Poussin, 1650

  • Allegory of Painting (Self-Portrait) / Elisabetta Sirani, 1658

  • Portrait of Antoine Watteau / Rosalba Giovanna Carriera, c.1721

  • Self-Portrait / William Hogarth, c.1735-40

  • Self-Portrait / Jean-Baptiste Simeon Chardin, 1775

  • Self-Portrait with her daughter / Elisabeth Vigee-Lebrun, 1786

18世紀-20世紀

18世紀-20世紀

近代に入ると、アカデミックな絵画に背き、独立した絵画手法や概念を追求した画家やそのグループ達が現れました。
そのような画家達は、独立した「天才」としての自己のイメージやアイデンティティを自らの姿で表し、主張しました。
自画像の場合、貧しい画家たちは自分という安上がりなモデルを利用しなくてはならない、実際的な側面から必要に迫られ描いた背景もありますが、ゴッホのような画家に代表されるように、自己の姿と向き合うことでそこに深遠な意味を見出した画家達も少なからず現れたようです。
また、アカデミック絵画の伝統であり権威の象徴である肖像画は、写実性の高いものがそれまでの基本でありましたが、反アカデミズムの画家達はそのような絵画表現を象徴的に崩すことで彼らのアイディアを伝えているようです。

  • Portrait of the Young Ingres / Jacques Louis David, 1790s

  • Self-Portrait / Jacques LouisDavid 1794

  • Portrait of William Blake / Thomas Phillips, 1807

  • Self-Portrait age 24 / Joseph Mallord William Turner, 1799

  • Self-Portrait / Philipp Otto Runge, 1802

  • Self-Portrait / Gustave Courbet, 1845-1850

  • Self-Portrait / Edgar Degas,  c.1862

  • Self-Portrait / Paul Cezanne, 1873 - 1876

  • Studio at Batignolles / Ignace Henri Jean Fantin-Latour, 1870

  • Self-Portrait / Berthe Morisot, 1885

  • Self-Portrait / Pierre Auguste Renoir, c.1875

  • Portrait of Rosa Bonheur / Madame Consuelo-Fould, 1894

  • Self-Portrait / Aubrey Beardsley, 1897

  • Self-Portrait with the Yellow Christ / Paul Gauguin, 1889

  • Self-Portrait with cigarette / Edvard Munch, 1895

  • Moi meme portrait paysage / Henri Rousseau, 1890

  • Self-Portrait / Alfons Marie Mucha, 1907

  • Self-Portrait / Umberto Boccioni, 1908

  • Self-Portrait / Paula Modersohn, 1906

  • Self-Portrait Nude / Egon Schiele, 1910

  • Paintings Franz Marc / August Macke, 1910

  • Self-Portrait of a Soldier / Ernst Ludwig Kirchner, 1915

  • The Two Fridas / Frida Kahlo, 1939

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