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SPECIAL FEATURE 特集ページ

ALL THAT JAZZ

ALL THAT JAZZ

日に日に夜が長くなってきました。
静かで涼しい秋の夕べを、ジャズと一緒過ごしてみてはいかがでしょうか。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、アメリカ南部の都市を中心に発展したジャズ。
時を経て多様な展開を遂げました。
今回は、ジャズの歴史に大きく貢献し今もなお影響を与え続けている偉人たち、通称 “Jazz Giants”を中心に、ジャズを特集いたします。

ジャズの起源とニューオーリンズ・ジャズ Before 1900’s - 1910's

ジャズの起源とニューオーリンズ・ジャズ Before 1900’s - 1910's

19世紀のアメリカ南部。
黒人たちは、白人たちが経営する米や綿花、砂糖などの農園やプランテーションで奴隷として過酷な重労働を強いられていました。
同じルーツを持つ仲間達が集い、次第に大きなコミュニティが形成され、やがて南部の黒人独自の文化が生まれます。
黒人霊歌やフィールドハラー(労働歌)などから発展したブルースは、その一つです。
また、1965年の南北戦争終結後、黒人たちは軍楽隊で使われていた楽器を手に入れブラスバンドを結成します。
アフリカ音楽と西洋音楽が融合したラグタイムというスタイルも生まれました。
ブラス(金管楽器)、リード(木管楽)、そしてリズムを刻むドラムスという、ブラスバンドの楽器の構成と音楽形態が基本とし、さらにブルースとラグタイムのフィーリングを取り入れたこの新しいスタイルの音楽は、発祥の地にちなみ、ニューオーリンズ・ジャズと呼ばれました。

  • 1930年代 綿花のプランテーションで働く黒人たち。

  • 南北戦争 北軍 St Petersburg, Florida, 1864

  • アフリカ独自のリズムとヨーロッパの讃美歌が融合した黒人霊歌は、後のゴスペルの基調となった。

  • Muddy Waters (1915 - 1983) ブルース・シンガー、ギタリスト。「シカゴ・ブルースの父」と称される。

  • Bessie Smith (1894 - 1937) 1920年代から1930年代にかけて活躍した「ブルースの女帝」。

  • ブルースを基本に編み出されたラグタイム。1拍目と3拍目が、レガートで滑らかに演奏され、2拍目と4拍目がスタッカート和音で、断音的に演奏される。ラグタイム王と呼ばれたScott Joplin (1868 - 1917)

  • Buddy Bolden (1877-1931) コルネット奏者で、当時、ラグタイムをニューオーリンズ・スタイルへと発展させた。

  • Louis Armstrong (1901 - 1971) 1967年、「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」が世界的なメガヒットを記録。サッチモ(Satchmo)という愛称でも知られる。

  • Ella Jane Fitzgerald (1917 - 1996) Billie Holiday、Sarah Vaughan、そしてElla Jane Fitzgeraldは、女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家と呼ばれた。

  • Billie Holiday (1915 - 1959)

  • Sarah Vaughan (1924 - 1990)

  • Lester Young (1909 - 1959)  後のジャズ・ミュージシャンたちから目標とされた演奏家。

  • Original Dixieland Jazz Band ニューオーリンズ出身の白人ジャズ・バンド。

ジャズの広がりとビッグバンドスタイル 1920's - 1930's 

ジャズの広がりとビッグバンドスタイル 1920's - 1930's 

1917年のアメリカの第一次世界大戦参入を機に、港町であったニューオーリンズの歓楽街は閉鎖されました。
酒場やクラブで演奏していたジャズミュージシャン達は職を失い、南部を離れアメリカ全土へ、特に、ニューヨークやシカゴ等のアメリカ北部の大都市へと移って行きます。
1920年から1933年までの禁酒法の執行期間中は、当然、ジャズミュージシャン達も行き場を失うことになりますが、かの有名なシカゴのアル・カポネといったギャングが密造酒とヤミ酒場を経営し、多くのジャズミュージシャンがそこで演奏をしました。
1929年に世界大恐慌が起こると、暗い世の中を少しでも盛り上げようとジャズのスタイルも陽気でダンサンブルなものへ、さらにバンドの規模も大きくなりビッグバンドと呼ばれる編成が定着。
スイング・ジャズの誕生です。
スイング・ジャズには、それまでになかった編曲者が加わり、アドリブやソロでの演奏よりもビッグバンド全体での演奏が重視されるようになります。

  • ニューオーリンズ・ジャズからバンドの大きさが膨れ上がり、エンターテイメントとして世間に認められるようになる。

  • Duke Ellington (1899 - 1974)  ピアニストであり、Duke Ellington Band のリーダー。

  • Count Basie (1904 - 1984)

  • Benny Goodman (1909 - 1986) クラリネット奏者、バンドリーダー。1938年、カーネギー・ホールで最初のジャズコンサートを行う。

  • Benny Goodman、Teddy Wilson (1912 - 1986) 、そしてGene Krupa (1909 - 1973)

  • 各バンドには専属の歌手がいた。Frank Sinatra (1915 - 1998)もその一人。

  • 1919年から1933年まで施行された禁酒法。

  • Al Capone (1899-1947)  禁酒法を逆手に取り莫大な利益を上げ、アメリカ、シカゴのギャング界を支配した。

  • 1929年に始まった世界恐慌。ジャズのスタイルも陽気なものへと変化していった。

  • 1920年代、ニューヨークのハーレム地区にあった高級クラブ"Cotton Club"。 Duke Elington のバンドが契約した。

ビ・バップ革命 1940’s

ビ・バップ革命 1940’s

毎晩ダンスの伴奏を繰り返し、譜面通りの演奏に明け暮れるビッグバンドに物足りなくなった若手のジャズミュージシャン達の間では、アドリブ演奏を楽しみ互いのテクニックを披露し合うジャム・セッションに火がつきます。
曲にテーマはあるものの、アドリブ任せで演奏するパートを組み込んだスタイルはビ・バップと呼ばれ、激しくダイナミック、より複雑で高度な演奏は、それまでのジャズに革命を起こします。
ダンス用から鑑賞用音楽へと変化を遂げたジャズ。
ビ・バップ以降のジャズはモダン・ジャズと呼ばれ、1950年~1960年代にさらなる変化を遂げます。

  • アルトサックス奏者のCharlie Parker (1920 - 1955) 、ドラム奏者のMax Roach (1924 - 2007) 、トランペット奏者のDizzie Gillepsie (1917 - 1993)

  • Charlie Parker の幼少期。

  • Bud Powell (1924 - 1966) ジャズ・ピアニスト。

  • Dizzy Gillespie (1917 - 1993)

  • Dizzy Gillespie (1917 - 1993)

  • Kenny Clarke (1914 - 1985) ドラマー。

  • Thelonious Sphere Monk (1917 - 1982) ピアニスト。

  • Lionel Hampton (1908-2002) ジャズ・ヴィブラフォンの第一人者として知られる。

  • ジャズ・ミュージシャン達。

  • Downbeat Club in New York in 1946

モダン・ジャズ 1950’s

モダン・ジャズ 1950’s

1940年代後半に生まれたクール・ジャズは、ビ・バップの高度なアレンジの要素に知的な編曲を加え全体のバランスを保ったスタイル。
1950年代に入り、西海岸ではクール・ジャズの知的さが人気を博し、白人のジャズミュージシャンが中心となりウェストコースト・ジャズが盛り上がりを見せます。
一方の東海岸では、R&B(リズム・アンド・ブルース)のテイストが加わり、ビ・バップスタイルよりもスムーズで緩やかなハーモニーを奏でるハード・バップが生まれました。
1950年代中期になると、さらに黒人色の強いファンキー・ジャズが登場し、モダン・ジャズは絶頂期を迎えます。

  • Miles Davis (1926 - 1991) モダン・ジャズの帝王。

  • Miles Davis 1964年のパリ公演の様子。

  • Stan Getz (1927 - 1991) クール・ジャズ、ウエストコースト・ジャズ、ボサノヴァと、幅広いジャンルで活躍したジャズのサックス奏者。

  • Chet Baker (1929 - 1988) ウエストコーストジャズを代表するトランペット奏者、ヴォーカルでもある。

  • Miles Davis と Stan Getz

  • James Brown (1933 - 2006)  ゴッド・ファーザー・オブ・ソウル

  • Louis Jordan (1908 -1975) 歌手、サックス奏者。ビッグバンド・ジャズとブルースの要素を合わせたジャンプ・ブルースの代表的ミュージシャン。

  • Clifford Brown (1930 - 1956) ハード・バップ期初期に活躍したトランペット奏者。「ブラウニー」の愛称で親しまれている。

  • Art Blakey (1919 - 1990) ドラム奏者。

  • Three Deuces in the 52nd Street in New York, 1950's

モダン・ジャズ Late 1950’s – 1960’s

モダン・ジャズ Late 1950’s – 1960’s

1950年代後期には、ジャズの停滞を予測したミュージシャン達が新たなスタイルを模索し始めます。
ビ・バップのアドリブ演奏が激しく縦の動きをするのに対し、モード・ジャズのアドリブは音階に基づいたもので、より繊細で美しい旋律を奏でました。
それまでのジャズのスタイルに捕らわれない、まったく自由で前衛的なフリー・ジャズは、当時の黒人の公民権運動と深くリンクし、ブラック・ナショナリズムを音で現わしました。
1960年代には、ジャズはヨーロッパやラテンアメリカの音楽とも融合し、ジャンル、国、人種、言語、そして時代を越え、世界中の音楽シーンに影響を与え続けています。

  • John Coltrane (1926 - 1967)  1950年代のハード・バップの黄金時代から絶えず前進を続け、Miles Davis と並ぶ20世紀のジャズ最大のカリスマ。

  • John Coltrane (1926 - 1967)

  • Ornette Coleman (1930 - Present) サックス奏者。Ornette が生み出した新しい音楽 フリー・ジャズは、賛否両論となる。

  • Herman Sonny Blount Lee (1914 –1993) スイングとバップにアヴァンギャルドな要素を加えたフリー・ジャズを演奏した。

  • 公民権運動

  • 公民権運動

  • Mongo Santamaría (1922 - 2003) キューバ出身のコンガ奏者。ラテンジャズをはじめとするラテン・テイストのブラックミュージックを中心に活動を展開した。

  • アフロ・キューバン・ジャズバンド Machito Band, in New York 1945 - 1946

  • Luiz Bonfa (1922 - 2001) ボサノヴァの前のブラジルのギタリスト。クラシックギターを基に、ブラジルの伝統的なリズムを取り入れた。

  • Django Reinhardt t (1910 - 1953) ベルギー生まれ。ロマ音楽とスウィング・ジャズを融合させたジプシー・スウィングの創設者。

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